タイの階級社会

タイは階級社会であると良く言われているが、私たちがタイでそれを実感する機会はまずありません。タイには国王がいて当然その親族には階級が与えられているのですが、これは日本の天皇家の序列と変わりません。またタイにはアメリカの占

タウングー朝の隆盛

1300年に入ると中国の元がビルマに侵攻し、パガン王国も元との戦いに次第に衰退し、1364年新たに興ったインワ朝はアヴァに遷都します。また下ビルマにあったハンターワディー朝はタイのアユタヤ朝が北と東から勢力を拡大したこと

第2次タウングー朝

しかしバインナウン王の子ニャウンヤンは1597年アヴァ(現マンダレー管区)を拠点に、再びメイッティーラー、ヤメーディン、シャン地方を得て、その後のアナウペッ・ルン王がピェー、タウングー、シリアム、マルタバン、イエー、チェ

アメリカ資本と財閥

先にフィリピンがスペイン人及び中国人との混血の割合が9割に達することをお話しいたしましたが、そんな中で一握りの人間がフィリピンの広大な土地を支配しています。これはラテン・アメリカなどとも共通していて、こうした支配層は現在

キリスト教社会

このようにフィリピンでは社会の上層部が結束しているために一般の市民が常に貧困に喘いでいるといった批判を受け、一部に農地解放などの政策も行われたことがあるようですが、その時にわずかなお金を必要とする多くの者たちが分配され受

西洋とコンバウン朝

こうした中で1754年にシュエボー(現コンバウン)、ミョウの領主出身でアヴァに攻め込んだアラウンパヤーが中央平原を支配します。1756年にはフランスが駐留しているシリアムを占領しますがアユタヤへ遠征途中で亡くなります。こ

内戦の歴史

1960年シハヌークは国家元首に就任。その後、1965年のアメリカの北ベトナム爆撃に抗議してアメリカとの国交を断絶しますが、この頃、国内は安定していました。ところが1970年にその時の首相のロン・ノルがクーデターを起こし

第2次大戦と日本

1939年9月にドイツがポーランドに侵攻したことでイギリスとフランスはドイツに宣戦布告し、第2次世界大戦勃発します。ビルマではこれを受けて植民地主義に反対する自由プロックが組織され、議長に前首相のバ・モオ、書記長にアウン

大航海時代の幕開け

1521年フィリピンにはマゼラン艦隊が到達します。一方マレーシアでは既に1509年ポルトガル人がマラッカ王国に来訪し、1511年にはポルトガルの16隻の艦隊によって占領された後、堅固な要塞が築かれました。尚、日本にも15

イスラム共同体

1963年のマレーシア憲法の中にマレー人とは「マレー語を話し、イスラムを信仰し、マレーの慣習に従う人々」と規定しています。そのマレー人を優遇する目的で作られたのがブミプトラ政策です。ですから、マレーシアを理解しようと思え

歴史の概略

マレーシアのマレー人は、元来フィリピン、インドネシアとともに台湾から南下したとされるオーストロネシア語族に含まれます。現在でもマレーシアとインドネシアはマレー語を話しています。敢えて人工的に作られたものが今日のインドネシ

地理的な概略

タイ族が歴史に登場するのは12世紀に入ってからになります。その地域は中国の華南に位置し、現在のタイの領域は当時、クメール王国(現カンボジア)が支配していました。その後、タイ民族は東南アジアに広がると共にクメール王国を浸食